2023.01.17.公開 (2023.01.30.更新)
Androidスマホが壊れた?症状と対処法〜修理・買取サービスまで
「Androidスマホが壊れた」「様子がおかしい」このような問題を解決します。
Androidスマホが壊れた?|症状と対処法を解説
Androidスマホの故障が疑われる症状と対処法を解説します。
Androidスマホが思うように動かなくとも、故障ではなく、自分で解決できるケースもあります。
まずは本当に故障しているのかを確認し、正しく対処しましょう。
症状① 水没した
Androidスマホを水没させてしまった場合は、下記の流れで対処しましょう。
- まずは電源を切る
- SDカード・SIMカードを取り、優しく拭き取る
- 密封性が高い容器にAndroidスマホとシリカゲル(乾燥剤)を入れ、1日以上置く
スマホが通電状態にある場合、入り込んだ液体によって基盤がショートする可能性があるため、まずは電源を落としましょう。
※ 電源が切れている状態で水没した場合でも電源は絶対に入れないでください。
乾燥期間を十分に取った後、電源を入れて画面が表示された場合はひとまず使用できますが、潜在的な危険が残っている可能性は否めないため点検修理に出すことをおすすめします。
また、上記の対処法でも電源が入らなかったり充電できない場合は、速やかに修理に出しましょう。
症状②:画面が割れた
基本的にAndroidスマホの液晶画面は強固なガラスを使用しているため、カンタンに割れるものではありません。
それでも画面が割れた場合は、それだけ強い力がスマホに加わった可能性が高いため、Androidスマホの内部に影響が及んでいる可能性があります。
「今はまだ作動しているから」と油断せず、まずは「(機種名) バックアップを取る方法」で検索し、速やかにデータのバックアップを取りましょう。
※Androidスマホは標準クラウドを利用したバックアップ機能があります。初期設定でGoogleアカウントを設定した際に「データのバックアップ」をオンにするだけで、自動的にGoogleドライブにバックアップされます。
バックアップを取ったら、スマホの修理に出しましょう。
症状③ 電源が入らない
Androidスマホの電源が入らない場合は、次の4つの可能性があります。
- バッテリーの劣化
- 充電ケーブルや電源アダプタ側に不具合が起きている
- OSやアプリに不具合が起きている
- 本体が故障している
次の3つの対処法を試してみましょう。
対処法1:充電しなおす
Androidスマホの電源が入らない場合、単に充電が切れているだけの可能性があります。
まずは30分ほど充電し、再度電源を入れてみましょう。
また、長期間使用していなかったAndroidスマホは、充電開始から半日ほど経過しないと起動しないことがあります。(内蔵されている「リチウムイオンバッテリー」を保護する仕組みによるもの)
しばらく使っていなかったAndroidスマホを充電する際は、半日ほど充電して様子を見ましょう。
対処法2:充電機器を変える
Androidスマホの電源が入らない場合、充電ケーブルや電源アダプタ側に不具合が起きている場合があります。
別の充電ケーブルや電源アダプタを使用し、充電してみましょう。
充電ケーブルや電源アダプタの不具合は、内部で故障・断線されている場合があるためパッと見では分からないものです。
なお、充電ケーブルや電源アダプタの買い替えを検討する際は「純正品」の購入がおすすめです。
純正品以外の製品も販売されていますが、すぐに壊れたり接触不良によってうまく充電できなくなるケースが多いため、結果的に多くの時間とお金を消費する可能性があります。
対処法3:セーフモードを試す
OSやアプリの不具合が疑われる場合は「セーフモード(一時的に初期化状態にできるAndroidスマホに搭載されている機能)」で起動できるか試してみましょう。
セーフモードで起動することによって、Androidの不具合の原因がアプリにあるかスマホ本体にあるかを判断できます。
なお、セーフモードで電源が入った場合は「インストールしたアプリが原因で不具合が生じている可能性が高い」と考えられます。
▼ セーフモードで起動する手順
- 電源ボタンを押す
- 再起動ボタンを長押し
- (セーフモードで起動するか確認が表示されたら)「OK」をタップ
症状④ 音量ボタンが反応しない
Androidスマホの音量ボタンを押しても反応しない、または音量が変わらない場合は故障している可能性があります。
故障の原因として考えられることは、音量ボタンの接触不良やOSの不具合などです。
音量ボタンが反応しない場合の対処法は、次のとおりです。
対処法:再起動する
OSをバージョンアップした後は、再起動しないと音量調整の操作ができない場合があります。
そのため、音量ボタンを押しても反応しない場合は再起動してみましょう。
スマホの不具合は再起動で改善するケースが多いです。
再起動して音量ボタンで音量の調節ができれば、問題ありません。
症状⑤ カメラが正常に作動しない
カメラ機能を使う際「カメラに接続できませんでした」「カメラを起動できませんでした」といった警告が表示される場合は、故障している可能性が高いです。
また、カメラアプリが不具合を起こしている可能性もあるため、次の対処法を試してみましょう。
対処法1:カメラアプリのキャッシュを削除する
カメラアプリが起動できない場合、キャッシュがたまり過ぎている可能性があります。
キャッシュはアプリの動作を高速化してくれるものですが、たまり過ぎてしまうと動作に不具合を起こすこともあります。
次の手順で、カメラアプリのキャッシュを削除し、正しく起動できるかを試してみましょう。
▼ カメラアプリのキャッシュを削除する方法
- 設定アプリを起動
- 「カメラ」をタップ
- 「ストレージ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
対処法2:アプリ・iOSを最新のバージョンにアップデートする
使用しているカメラアプリやOSのバージョンが古い場合は、アップデートすることで解決するケースもあります。
Androidスマホにはじめからインストールされているカメラアプリは、OSアップデートと同時にアップデートされますが、自分でインストールしたカメラアプリは個別にアップデートする必要があります。
また、カメラアプリに問題がある可能性が高い場合は、インストールしなおす方法も効果的です。
一度、アンインストールして、再度インストールしてみましょう。
症状⑥ 指紋認証が正常に機能しない
指紋認証が読み取れずに機能しない場合、故障もしくは手が汚れている、OSに不具合が起きている可能性が考えられます。
指紋認証が正常に機能しない場合の対処法をご紹介します。
対処法1:指先と指紋認証センサーをキレイにする
指先の湿気や水分が原因になり、指紋認証できないケースは多いです。
そのため、指紋認証ができない場合はまずは指先の汗や汚れなどをキレイに拭き取り、再度試してみましょう。
指紋認証する際の指先はキレイで湿気のない状態が望ましいですが、指先が乾燥していたり荒れている場合もうまく認証できないことがあります。
指先に問題がない場合は、指紋認証センサーの部分がキレイになっているかを確認し、センサー部分が汚れている場合はやわらかい布で拭きましょう。
汚れを拭き取ったら、再度、指紋認証を試してみましょう。
対処法2:OSアップデートを行う
指先や指紋認証センサーに問題が見つからない場合は、OSに不具合が起きている可能性があります。
OSに不具合がある場合は、下記の手順でアップデートすることによって解決できることがあります。
▼ AndroidスマホのOSアップデートの手順
- 設定アプリを起動
- 「システム」をタップ
- 「詳細設定」をタップ
- 「システムアップデート」をタップ
- (利用できるアップデートが表示されたら)画面の指示に従ってアップデートを行う
なお、現在利用中のOSが最新版の場合は、利用できるアップデートが表示されません。
症状⑦ 動作が重い/フリーズする
Androidスマホを使用している際、急に画面が固まったり、動作が重くなることがあります。
このような場合、起動しているアプリの負荷やシステムが不具合を起こしている可能性があるため、次の5つの対処法を試してみましょう。
- 再起動する
- キャッシュをクリアにする
- SDカード・SIMカードを外す
- アプリをアンインストールする
- ソフトウェアをバージョンアップする
それぞれ解説します。
対処法1:再起動する
動作が重い、画面を押しても全く反応しない場合は、まずはAndroidスマホを再起動してみましょう。(編集中のデータが消える可能性があるため、ご注意ください)
Xperiaの場合は、電源ボタンと音量ボタン(上もしくは下)を同時に長押しして、3回バイブレーションが震えた後にボタンから手を離すと強制再起動が可能です。
※ 再起動(強制終了)の方法は機種によって異なるため「(機種名) 強制再起動」などのキーワードで検索し、手順を調べてみましょう。
対処法2:キャッシュをクリアにする
「キャッシュ」とはスマホ内に仮置きしているデータ(覚え書きのようなもの)のことで、一度見たページをすぐに再表示するために役立っています。
一方で、キャッシュが溜まり過ぎてしまうとメモリ(机の引き出しのようなもの)の空きが少なくなり、不調を起こすことがあります。
そのため、キャッシュを定期的にクリアにすることでスマホ動作が軽くなることがあるため、ぜひ試してみましょう。
※ キャッシュをクリアにする方法は、機種によって異なります。「(機種名)キャッシュクリア」などのキーワードで検索し、手順を調べてみましょう。
対処法3:SDカード・SIMカードを外す
Androidスマホがフリーズする場合、一見 不具合とは関係ないように思える「SDカード」や「SIMカード」に問題がある場合があります。
SDカードやSIMカード自体が壊れている、またはデータが一部破損している場合は読み込みがうまくいかないことがあるため、一度カードを取り外して使用してみましょう。
トラブルが解消された場合はカード側に問題があったと考えられるため、新しいカードに交換するなど検討しましょう。
対処法4:アプリをアンインストールする
特定のアプリを起動後、画面が動かなくなったり動作が遅くなる場合はアプリに原因がある可能性が高いです。
アプリを強制終了してバージョンを確認する(最新のバージョンでなければ更新する)、または不要なアプリはアンインストールしましょう。
対処法5:ソフトウェアをバージョンアップする
Androidスマホのソフトウェアを最新のバージョンに更新することで、不具合が改善することがあります。
ソフトウェアのバージョンアップはセキュリティーや利便性を高めるだけでなく、不具合を解消するために実施されることも多いため、できるだけ最新の状態にしておきましょう。
壊れたAndroidスマホを修理に出す場合
対処法を試しても改善されない場合は、スマホのメーカーやキャリア、専門業者に修理を依頼しましょう。
それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
スマホのメーカーや契約しているキャリア
Androidスマホが壊れた場合、Androidスマホのメーカーや契約中のキャリアなどの正規店に相談できます。
手持ちのAndroidスマホがまだ保証期間内の場合は無償で交換してもらえたり、安い料金で修理してもらえる可能性もあるため、正規店に相談してみましょう。
また、正規のパーツで修理を行ってくれたり、安心感や信頼性が高いのも大きなメリットです。
大手キャリアの店舗へ問い合わせ、店頭で相談や修理を依頼してみましょう。
一方で、修理に要する期間が長い、保証期間外の修理は料金が高めというデメリットもあります。
また、正規店の修理は基本的にデータがすべて消されてしまう点にも注意しましょう。バックアップをとっていなかった場合、データを取り戻すことができません。
Androidスマホ修理の専門業者
非正規店(Androidスマホ修理の専門業者など)でも、相談や修理を受け付けています。
非正規店に修理を依頼する場合は、修理費用が安く済んだり、即日対応してくれる業者もあるため急ぎの方にもおすすめです。
また、データを消さずに修理できる場合もあります。
非正規店で修理するとメーカーの保証を受けられなくなりますが、業者によっては独自の保証サービスを提供しているところもあります。
非正規店に修理を依頼する場合は、保証サービスがあるかも確認し、検討してみましょう。
ただし、Androidスマホの専門業者は数多くありますが、なかには修理の技術が低い、対応が悪いなどの業者もあります。
そのため、専門業者を選ぶ際は次にのポイントをチェックして選びましょう。
- 店舗があるか
- 保証はあるか
- 即日対応可能か
- 修理の実績は豊富か
- 見積もりはしてもらえるか
- 料金を明確に提示しているか
- データを残したまま修理してもらえるか
修理の技術や品質は、今までの修理実績を参考にしてみましょう。
また、のちにトラブルになるのを避けるためにも、料金を明確に提示している業者がおすすめです。
最近では、業者独自の保証を設けているところもあります。対面で相談したい方は、店舗がある業者を選びましょう。
修理前に必ずバックアップを取ろう
Androidスマホを修理に出す場合、修理先でデータを消されてしまう可能性があるため、必ず事前にバックアップを取りましょう。
データのバックアップを取る方法は、次のとおりです。
- 大手キャリアのクラウドサービスを利用する
- Googleドライブを利用する
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)などは、契約ユーザー向けにクラウドサービスを提供しています。
大手キャリアと契約している場合は、そのクラウドにバックアップ可能です。
Googleドライブは無料で100GBのストレージを利用できます。(200GB・2TB・5TBの有料プランもあり)
また、動画や写真、音楽データなどは外部SDカードにもバックアップできるため、好きな方法でバックアップを取りましょう。
※Androidに限らず、スマホは突然故障してデータが取り出せなくなることがあります。不足の事態に備えて、日頃からバックアップを取るようにしましょう。
壊れたAndroidからデータを取り出すには?
壊れたAndroidスマホから、本体のデータを取り出すことは可能でしょうか?
答えは「(データを)取り出せる場合もある」です。くわしく解説します。
業者に依頼する
基本的に、キャリアやメーカーにデータの取り出しを依頼することはできません。
一方で、スマホ修理などの専門業者であれば、メーカーやキャリアでは復元できないデータを復元できる場合があります。
なお(データを取り出せるか否かは)業者によって異なるため、何社か問い合わせてみましょう。(「A社では断られたが、B社ではOKをもらえた」ということがあります)
まずは近くのスマホ修理の専門業者をいくつか問い合わせ、依頼してみましょう。
データ救出ソフトを使う
データ救出ソフトを使って、自分でデータを取り出す&復元する方法もあります。
「必ず成功する」という保証はありませんが、うまくいけばAndroidスマホ内の写真や映像、連絡先、LINEデータ、アプリなどを復元できるため、試す価値はあるでしょう。
データ救出ソフトの操作は、AndroidスマホとパソコンをUSBケーブルで接続した状態で行います。
パソコンでデータ救出ソフトを起動し、救出したいデータを選択して実行する流れです。
とはいえ、データ救出ソフトでデータを救出できない場合でも業者なら救出できる…といったこともあります。
データ救出ソフトを使用する場合は、すぐにデータを取り出したい場合や業者に預ける時間がないときに「取り急ぎの方法」として考えておくのがベストです。
修理がむずかしいAndroidスマホは買取査定サービスへ
ここまでAndroidスマホが壊れた際の対処法をご紹介しましたが、下記に該当する場合は買取査定サービスを利用して売却する方法もおすすめです。
- スマホの買い替えを検討していた方
- 修理業者から修理不可といわれた方
- 近くに修理業者がないため処分を考えている方
「査定に出しに行くのが面倒だ」と感じる方は多いですが、男前ケータイの宅配買取なら自宅からカンタンに査定依頼できます。
※Androidスマホを自分で処分する方法もありますが、さまざまなリスクがあります。(参照:「【iPhone/Android】スマホの捨て方5選|捨てる前の注意点も解説」)
また、古い機種、壊れたAndroidスマホでも買取価格がつく場合があります。
スマホの買い替えを検討していた方、近くに修理業者が見当たらず修理がむずかしい方は、まずはネットから査定を申し込み、買取価格をチェックしてみましょう。
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本記事が少しでもヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。