2023.03.23.公開 (2023.08.04.更新)
子どもにスマホを持たせるメリットとデメリット|リスク対策も解説します
「子どもがスマホを持つ上で考えられる、メリットとデメリットを知りたい」「子どもにスマホを持たせるか迷っている」このようなお悩みにおこたえします。
子どもの「スマホデビュー」多い年齢は?
子どもの「スマホデビュー」の多い年齢は、次のとおりです。
【引用】『2022年現在、子どもの「スマホデビュー」は 11~12歳が最も多く、さらに14~15歳、12~13歳、10~11歳なども同様に多いことから、小学校高学年から中学生にあたる10~15歳あたりが多い。』
(引用元:「子どもの「スマホデビュー」は何歳から?」)
子どものスマホデビューには、さまざまなメリットとデメリットがあります。
そのため、子どもにスマホを持たせる際はメリットを最大限に活かして、デメリットを最小限におさえるコツを心得ましょう。
子どもにスマホを持たせる7つのメリット
子どもにスマホを持たせるメリットは、次のとおりです。
順に解説します。
メリット① 居場所を確認できる
1つ目のメリットは「居場所を確認できる」です。
AndroidスマホやiPhoneには、無料または有料で位置情報を共有できるアプリが配信されています。
位置情報を共有できるアプリを使うことで、子どもが塾や習い事、部活などに励んでいるときにも現在地を把握できるため安心です。
また、現在地を確認する以外にも、過去の位置情報や履歴をたどることも可能です。
メリット② 情報収集能力がつく
2つ目のメリットは「情報収集能力がつく」です。
スマホは、あらゆる情報を調べたり探す際にとても便利です。スマホを子どもに持たせることでインターネットを使って情報を検索し、収集できるようになります。
また「分からないことがあれば自分で調べる」という習慣も身につけられるため、こういった「情報収集能力」は勉強や興味があるジャンルへの知識を増やすことにも活かせるでしょう。
メリット③ ITリテラシーが高まる
3つ目のメリットは「ITリテラシー(適切に理解・解釈・活用する力)が高まる」です。
現代ではスマホを使って利用するサービスが急速に増えており、これらを通じてITやインターネットの上手な使い方を学習することができます。
また、セキュリティ問題やトラブルなどのリスクについても認識を高められるため「スマホを利用する=IT社会に順応するための入り口となる」といえるでしょう。
メリット④ 緊急時の連絡手段になる
4つ目のメリットは「緊急時の連絡手段になる」です。
子どもにスマホを持たせると、離れた場所にいても連絡が取れるのはもちろん、何か起きた際にも緊急連絡手段として活用できます。
特に地震などの災害時には位置情報の送信や家族同士で連絡を取り合う、災害用伝言板サービスを利用するなどにも役立ちます。
メリット⑤ コミュニケーション能力がつく
5つ目のメリットは「コミュニケーション能力がつく」です。
メールやLINEなどのコミュニケーションアプリやTwitterなどのSNSを通じたコミュニケーション、マナーなどを学べることもスマホを持たせるメリットといえます。
直接会ってコミュニケーションを取ることも大切ですが、現在ではネットを介したコミュニケーション力も重要度が高くなっています。
メリット⑥ 家族内でスケジュールを共有できる
6つ目のメリットは「家族内でスケジュールを共有できる」です。
スマホでは、複数人でスケジュールを共有できるスマホアプリが配信されています。
家族内でスケジュールが共有できるようになると、塾や習い事、親や子どもの外出のスケジュールなどが確認できるため、非常に便利です。
メリット⑦ 言葉では伝えにくいことも伝えられる
最後にご紹介するメリットは「言葉では伝えにくいことも伝えられる」です。
大人も子どもも、対面では伝えにくくてもメールやLINEなどのアプリを通じてなら伝えられる…というケースはとても多いです。
「伝えにくいことでも、口に出して伝えるべきだ」という声もありますが「メールやLINEでも本音が伝えられるなら良い」という考え方もあります。
子ども一人ひとりの性格やライフスタイルなどにあわせて、最善だと思われる方法を検討してみましょう。
子どもにスマホを持たせる5つのデメリット
続いて、子どもにスマホを持たせることで起こり得るデメリットをご紹介します。
それぞれ見てみましょう。
デメリット① スマホ依存のリスク
1つ目のデメリットは「スマホ依存のリスク」です。
スマホを使う生活に慣れてくると、徐々にスマホがいつも手元にないと落ち着かなくなる状態になることがあります。
食事中や就寝前の布団の中でもスマホを触ってしまうようになり、夜遅くまでスマホを見ているために睡眠不足になるケースも見られます。
特に中学生くらいの子どもは大人よりも自制心が効きにくく、依存症になるリスクが懸念されます。
デメリット② 視力が低下する可能性がある
2つ目のデメリットは「視力が低下する可能性がある」です。
一概に「スマホを使う=視力が低下する」とはいえませんが、ブルーライトなどの光が視力に影響する可能性があるといわれています。
長時間スマホを触る、暗い場所でスマホを見る、極端に近い距離でスマホを見る、瞬きが少なくなるなどの行動は目の負担になることがあります。
デメリット③ 成績に影響する可能性がある
3つ目のデメリットは「成績に影響する可能性がある」です。
長時間スマホを使いすぎて「スマホ依存」のような状態になった場合、勉強の時間が削られてしまい、成績に影響が出る可能性があります。
また、LINEなどの通知があると勉強中でも気になりチェックしてしまうなど、集中力を欠いてしまう子どももいます。
デメリット④ SNSなどでトラブルにあう可能性がある
4つ目のデメリットは「SNSなどでトラブルにあう可能性がある」です。
スマホはSNSやLINEなどを使って多くの人とコミュニケーションが取れる反面、下記のようなトラブルに遭遇したり巻き込まれるリスクがあります。
▼ 過去に起こったスマホを使ったトラブル
- いじめ
- 著作権侵害
- 個人情報の流出
- 他者への誹謗中傷
- 投稿内容が炎上する
- アカウントの乗っ取り
- だまされて裸の写真を送信してしまうなど
なお、現在はスマホを使って起こるトラブルの種類も増えているため、使い方には十分な注意が必要です。
デメリット⑤ 月々の出費(月額利用料など)が増える
5つ目のデメリットは「月々の出費(月額利用料など)が増える」です。
スマホを使用する際には端末代金や基本使用料、通話料、データ使用量などが発生します。
また、Wi-Fiに接続せず長時間「モバイル通信」を使って動画などを視聴した場合、通信速度制限が掛かり、解除するためには追加料金が必要になります。
加えて、スマホを使った支払い方法について管理ができていなかった場合、子どもが動画やゲームに夢中になり、課金して高額な請求が来る…といったトラブルも多く発生しています。
子どものスマホ利用におけるリスク対策
子どもにスマホを持たせる際は、スマホ利用のメリットはそのままに、デメリットやリスクを最小限に抑える対策が重要です。
そのため、ここからは子どものスマホ利用におけるリスク対策をご紹介します。
1. 利用ルールを決める
子どものスマホ利用に際しては、事前の「ルール決め」が大切です。
具体例は、次のとおりです。
- 夜○時以降はスマホを保護者に預ける
- 1日にスマホを使用してよい時間帯と場所を決める
- LINEやSNSで連絡を取り合うのは実際に会ったことのある人のみにするなど
その他、禁止事項や注意すべきこと、ルールに反したときのペナルティなども子どもとよく話し合い決めましょう。
2. 保護者が利用制限をかける
スマホアプリの利用制限も、必ずしておきたい対策です。
アプリの利用制限、アプリ利用状況の確認、有害サイトのフィルタリングなどが行えるサービスなど(例:トーンモバイルの「TONEファミリー」など)が役立ちます。
また「TONEあんしんAI」というAIを使った技術によって、歩きスマホの感知や自画撮り被害のブロック、子どものスマホの利用状況のレポートなどの高度な機能も利用できます。
3. 格安SIM・格安スマホで利用料金を抑える
スマホにかかる費用については、格安SIMや格安スマホを利用することで毎月の利用料金や端末代金などを節約できます。
たとえばトーンモバイルのスマホ端末を使ったプランでは、端末代金が0円になるキャンペーンなども開催しており、データ通信量に関係なく月額1,100円から利用できます。
また「TONEファミリー」を使えば、アプリ内課金を禁止する設定なども簡単に行えるため安心です。
まとめ:スマホを持つメリットを得ながら、デメリットやリスクへの対策を行いましょう
今回は、子どもにスマホを持たせるメリットとデメリットをご紹介しました。
内容を再掲すると、次のとおりです。
▼ メリット
▼ デメリット
▼ リスク対策
子どもにスマホを持たせることには、メリットとデメリットがあります。
メリットはそのままに、デメリットに対しては適切な対策を行い、リスクを軽減する方法を取るようにしましょう。
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本記事が少しでもヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。