2023.02.21.公開 (2023.03.09.更新)
iPhoneとAndroidの違い|それぞれの特徴を分かりやすく解説
「iPhoneとAndroidは、どう違うの?」という疑問におこたえします。
【基礎知識】iPhoneとAndroidの違い
iPhoneとAndroidは、搭載している「OS」が異なります。
※ OSとは…「オペレーティング・システム(Operation System)」の略称で、スマートフォン全体を制御・管理する基礎となるソフトウェアのこと。人間で例えると「脳」にあたります。
日本で販売されているスマホに搭載されているOSは主に、Apple社が提供する「iOS」と、Google社が提供する「Android OS」の2つです。
また、それぞれを搭載したスマホを「iPhone」「Android」と呼びます。
iPhoneの特徴
iPhoneの主な特徴は、次のとおりです。
- 長く使える
- 利用者が多い
- セキュリティが高い
- 操作性が一貫している
- おしゃれなケースが多い
- Apple製品との相性が良い
- 高く売却できる可能性がある
順に解説します。
iPhone① 長く使える
すべてのスマホには「OSアップデートの保証期間」というものが設けられています。
※「OSアップデートの保証期間」とは… OSのアップデートができる期間のこと。型が古いスマホは次第にサポート対象外になり、OSアップデートができなくなります。
※ アップデート保証期間が過ぎると、最新アプリがダウンロードできず、操作面やセキュリティ面などに問題が起こる可能性があります。
しかし、iPhoneはOSと端末の両方をApple社が独自で開発を行っているため、過去の機種も含めて長期的にサポートできる環境がつくられています。
そのため、iPhoneはAndroidよりもOSアップデートの保証期間を長く設けており、過去に販売されたモデルでも長く使うことができます。
iPhone② 利用者が多い
日本ではiPhoneのシェア率がとても高く、iPhoneユーザーがとても多いです。(下記参照)
シェア率 | iPhone | Android |
日本 | 7割 | 3割 |
世界 | 3割 | 7割 |
そのため、iPhoneの操作方法やトラブルなど分からない点があれば周りのiPhoneユーザーに確認し、解決できるというメリットがあります。
iPhone③ セキュリティが高い
iPhoneは、Apple社の厳しい審査をクリアしたアプリだけをダウンロードできる仕組みになっています。
そのため品質や安全性が高く、スマホ初心者はもちろん、老若男女問わず安心して利用できます。
一方で、Androidは「OSのコード」が公開されているため、セキュリティ面に不安があるアプリも多いです。
運営側が見つけ次第削除を行なっていますが、Appleの審査ほど厳しくありません。
また、Androidはロックを解除しなくても「SDカード」の中身を確認できるため、さまざまな情報を漏洩してしまう危険性もあります。
さらにAndroidはロックパスワードが分からなくても強制初期化できるため、勝手にデータを初期化し売却される…というリスクもゼロではありません。
iPhoneはSDカードが利用できない&データの初期化には必ずロックパスワード(もしくはApple IDのパスワード)が必要になるため、上記のようなリスクは低いといえるでしょう。
iPhone④ 操作性が一貫している
さまざまなメーカーから作られている「Androidスマホ」とは違い、iPhoneはApple社が独自で開発を行っているため、型の新しさに関わらず操作がシンプルで一貫しています。
そのため、機種変更を行っても基本操作が変わらず(前使っていた機種と)同じように使えるため「操作に慣れるまでに時間が掛かる…」といったことがありません。
iPhone⑤ おしゃれなケースが多い
iPhoneのケースは、街の雑貨屋やネットショップなどに多く販売されています。
iPhoneを製造しているのはApple社のみなので、Androidのようにメーカーごとの特色やデザインの違いなどがなく、さまざまなデザインケースを購入できます。
iPhone⑥ Apple製品との相性が良い
iPhoneは、Apple社が製造している下記商品との相性が良く、快適に利用できます。
- iPad(タブレット)
- MacBook(パソコン)
- Apple Watch(時計)など…
特にiPhoneとMacBookを同期させることでより簡単にデータ移行ができ、iPadやAirPods、Apple Watchなどの製品とも相性良く快適に利用できます。
iPhone⑦ 高く売却できる可能性がある
iPhoneは安くても6万円台(iPhone SE(第3世代))から販売されており「高価格帯スマホ」ともいわれています。
関連:「iPhone SE(第3世代)のメリットとデメリット|人気の理由を解説」
しかし、iPhoneは使いやすさや性能の高さにより国内でのシェア率は7割ととても高く、使い終えたiPhoneでも高く買い取ってもらえることがあります。
Androidの特徴
Androidの特徴は、主に次のとおりです。
- スマホ決済が快適
- テレビを視聴できる
- たくさんの機種から選べる
- 安く購入できる端末がある
- 最新機能が備わっている端末がある
- ホーム画面などのカスタマイズ性が高い
順に解説します。
Android① スマホ決済が快適
iPhoneでスマホ決済する場合は「ApplePay」、Androidでスマホ決済する場合は「GooglePay」を利用します。
どちらも一長一短の特徴がありますが、GooglePayのほうが対応している電子マネーが多く、スピーディーに決済できます。
たとえばiPhoneの「Apple Pay」で決済する場合、「指紋認証(Touch ID)」や「顔認証(Face ID)」による本人認証が必要ですが、Google Payは支払い前の認証が不要です。
また、モバイルSuicaをチャージする際は、Google PayはVISA・MasterCard・JCB・American Expressなどさまざまなブランドのカードを使ってチャージできますが、Apple PayはVisaカードは利用できません。
Android② テレビを視聴できる
Android端末の中には「ワンセグ/フルセグ機能」が搭載しているものがあり、スマホでテレビを見ることができます。(※ 非対応の機種もあります)
iPhoneにはこの機能がないため「チューナー(別売り)」を装着する必要があります。
Android③ たくさんの機種から選べる
iPhoneはOSや端末の製造などのすべてをApple社独自で行っていますが、Android OSはGoogle社がライセンスフリーで提供しており、SONY・シャープ・富士通・Samsungなどのさまざまなメーカーが自由に端末を製造・販売しています。
そのため、Androidでは性能が異なる多種多様な機種(例:Galaxy、Xperiaなど)の中からカメラ性能・ゲーム性能・デザイン性にこだわった機種などお気に入りの端末を選ぶことができます。
Android④ 安く購入できる端末がある
Androidはそれぞれのメーカーが競い合って端末を製造していることもあり、本体価格が2万円台から購入できる「ローエンドスマホ」や、10万円を超える「ハイエンドスマホ」などが販売されています。(※ iPhoneは安くとも6万円台〜販売されています。)
そのため、同じような機能や性能を持ち合わせたスマホでも「iPhoneは予算オーバーするが、Androidなら安く購入できる」ということが多々あります。
関連:「仕事用(ビジネス用)スマホ・ガラケーおすすめ3選|選び方も解説」
Android⑤ 最新機能が備わっている端末がある
Android端末は、最新テクノロジーを搭載したハイスペックな端末が多く販売されています。
もちろん、iPhoneも新型モデルが発売されるたびに進化していますが、さまざまなメーカーが製造しているAndroid端末の方が最新技術をいち早く導入し、スピーディに商品化しているケースが多いです。
Android⑥ ホーム画面などのカスタマイズ性が高い
Androidは、ホーム画面上にひと目で情報をチェックできる「ウィジェット」を設定し、自分好みのホーム画面にカスタマイズできます。(※ iPhoneもiOS14以降からウィジェット機能が搭載されました)
iPhoneが向いている人
iPhoneが向いている人は、次のような人です。
- 操作はシンプルな方が良い
- 一つの機種を長く使いたい
- セキュリティの高さを重視したい
- おしゃれなスマホケースをつけたい
- 操作方法など周りに聞きやすい方が良い
- 手放す際に高く売却してもらえる方が良い
- MacBookやAirPods、ApplewatchなどのApple製品を使っている
Androidが向いている人
Androidが向いている人は、次のような人です。
- 端末を安く購入したい
- カスタマイズ性を重視したい
- SDカードが利用できる方が良い
- 最新技術を使ったスマホが欲しい
- カメラ性能・ゲーム性能など、重視したいポイントがある
- 電子決済に様々なクレジットカードに紐づけて、快適に利用したい
まとめ:iPhoneとAndroidの違いを把握し、最適なモデルを選ぼう
今回は、iPhoneとAndroidの違いや特徴をご紹介しました。
内容をまとめると、次のとおりです。
▼ iPhoneとAndroidの違い
iPhone | Android | |
取り扱い | Apple社 のみ |
さまざまな メーカー |
価格 | 高い | 安い端末も あり |
セキュリティ | 高い | 弱い |
使いやすさ | シンプルな操作 | メーカーによって 異なる |
カスタマイズ性 | 低い | 高い |
それぞれの特徴は次のとおりです。
▼ iPhoneの特徴
- 長く使える
- 利用者が多い
- セキュリティが高い
- 操作性が一貫している
- おしゃれなケースが多い
- Apple製品との相性が良い
- 高く売却できる可能性がある
▼ Androidの特徴
- スマホ決済が快適
- テレビを視聴できる
- たくさんの機種から選べる
- 安く購入できる端末がある
- 最新機能が備わっている端末がある
- ホーム画面などのカスタマイズ性が高い
▼ iPhoneとAndroidのメリット・デメリット
iPhone | Android | |
メリット | ・高く売却できる ・セキュリティが強い ・日本でのシェア率が高い ・端末操作が分かりやすい ・端末トラブルや操作方法など周りに聞きやすい |
・端末の選択肢が豊富 ・カスタム性(自由度)が高い ・SDカードを使って容量を増やせる |
デメリット | ・端末価格が高額 ・端末の種類が少ない ・SDカードが使えない ・ホーム画面をカスタマイズできない |
・日本でのシェア率が低い ・セキュリティソフトが必須 ・レアな端末だと情報収集しにくい |
また、それぞれに向いている人は、次のような方です。
▼ iPhoneが向いている人
- 操作はシンプルな方が良い
- 一つの機種を長く使いたい
- セキュリティの高さを重視したい
- おしゃれなスマホケースをつけたい
- 操作方法など周りに聞きやすい方が良い
- 手放す際に高く売却してもらえる方が良い
- MacBookやAirPods、ApplewatchなどのApple製品を使っている
▼ Androidが向いている人
- 端末を安く購入したい
- カスタマイズ性を重視したい
- SDカードが利用できる方が良い
- 最新技術を使ったスマホが欲しい
- カメラ性能・ゲーム性能など、重視したいポイントがある
- 電子決済に様々なクレジットカードに紐づけて、快適に利用したい
どちらもメリットとデメリットの両方を備えているため「日常生活の中でどのようにしてスマホを使いたいか?」「何を重視するか?」といった点をもとに、端末を選んでみましょう。
【iPhone/Android】安く購入するなら「中古スマホ」がおすすめです
新品だと高額なiPhone/Androidでも「中古端末(スマホ)」なら安く購入できる場合があります。
※「中古スマホ」とは…一度、人の手に渡ったスマホのこと。使用済みで細かな傷などがある物もありますが、新品未使用品や新品同様にキレイで状態の良いものもあります。
発売されて間もない最新機種や人気機種は「中古品」としてあまり市場に出回っていないこともありますが、中古スマホの購入も検討されている方はぜひ一度チェックしてみましょう。
本記事が少しでもヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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