2022.12.09.公開 (2022.12.20.更新)
【必見】格安SIMに乗り換える際の8つの注意点|メリットも解説します
「格安SIMに乗り換えたい」「乗り換え前に、注意点を知っておきたい」という方に向けて、格安SIMに乗り換える際の注意点をご紹介します。
格安SIMに乗り換えるメリット
格安SIMに乗り換えるメリットは、次の4つです。
- 大手スマホキャリアより料金が安くなる
- データプランが細かく設定されている
- 今使っているスマホをそのまま継続利用できる
- スマホ(端末)を格安でセット購入できる
それぞれ解説します。
① 大手スマホキャリアより料金が安くなる
ドコモ・au・ソフトバンクの大手スマホキャリアと格安SIMの料金を比較すると、格安SIMの方が格段に安いです。
月々の契約プランによっては大差がないように見えても、年間を通すと確実に節約になる…という方は非常に多いです。
② データプランが細かく設定されている
格安SIMは、月間のデータ容量を細かく分けたプランを提供しています。
月々のデータ使用量を把握しておくことで、データを余らせることなく利用できるため料金を抑えることができます。
③ 今使っているスマホをそのまま継続利用できる
格安SIMの公式サイトでは「動作確認済み端末」を公開しています。
動作確認済み端末とは「格安SIMが使えるスマホ」のことで、今使っているスマホがこれに該当する場合、新しい機種を用意することなくそのまま継続利用できます。
申し込み前に格安SIMキャリアの公式サイトから「動作確認済み端末一覧」を確認しておきましょう。
④ スマホ(端末)を格安でセット購入できる
格安SIMキャリアは、SIMカードだけでなくスマホ端末も販売しています。
契約時にセットで購入することもでき、スマホ本体の価格も大手キャリアと比べると割安です。
格安SIMに乗り換える際の注意点
格安SIMに乗り換える際の注意点は、次のとおりです。
- 計画的に乗り換える
- SIMロックを解除する
- 乗り換え費用がかかるケースがある
- 大手キャリアより通信が不安定になりやすい
- クレジットカード払いのみに対応している会社が多い
- 乗り換え先のSIMカード(の種類)が使えるかを確認する
- 大手キャリアより店舗が少なく、サポートに不安があることも
- LINEモバイル以外はLINEのID検索が利用できない(解決策あり)
順に解説します。
注意点① 計画的に乗り換える
1つ目の注意点は「計画的に乗り換える」です。
格安SIMに乗り換える際、先に現在のスマホを解約してしまうと「(格安SIMが使えるようになるまでの間)電話やインターネットが使えない期間」が発生していまいます。
このような期間を作らないよう「格安SIMの契約を済ませる → 現在の契約を解約する」という流れで行いましょう。(下記参照)
▼ 格安SIMへ乗り換える流れ
- MNP予約番号を発行する
- SIMロックを解除する(次章で解説)
- 格安SIMの申し込み
- 現在の契約を解約する
なお、MNP予約番号はキャリアの乗り換えの際に使う番号で、各キャリアの公式ページもしくは店舗・電話にて取得できます。
注意点② SIMロックを解除する
2つ目の注意点は「SIMロックを解除する」です。
格安SIMに乗り換える前に、手持ちのスマホのSIMロックを解除しましょう。
「SIMロック」とは現在契約しているキャリア以外は使用できない「縛り」のことで、ロックが掛かった状態では格安SIMスマホとして利用できません。
大手キャリアで契約しているスマホには、このSIMロックが掛かっているため、格安SIMを契約する前に解除しておきましょう。
注意点③ 乗り換え費用がかかるケースがある
続いての注意点は「乗り換え費用がかかるケースがある」です。
格安SIMに乗り換える際、次のような費用が発生することがあります。
▼ 乗り換えにかかる費用
MNP手数料 | 電話番号を引き継ぐ場合 |
SIMロック解除手数料 | 今のスマホと格安SIMの回線が異なる場合 |
解約金 | 前キャリアの契約期間中の場合 |
契約事務手数料 | 必ず |
端末購入費用 | 新たに格安SIMで端末を購入する場合 |
なお「解約金」においては契約更新月に乗り換えることで、解約金がゼロ(または少額)になることがあります。
また、格安SIMによってはWebから新規申込(オンライン契約)を行うことで「契約事務手数料」がゼロになることがあります。
乗り換え先の公式サイトをチェックしてみましょう。
注意点④ 大手キャリアより通信が不安定になりやすい
4つ目の注意点は「大手キャリアより通信が不安定になりやすい」です。
格安SIMは、ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアに比べて、通信速度やつながりやすさが不安定な場合があります。
これは格安SIMの通信回線が大手キャリアの通信回線の一部を借りて提供していることが理由で、料金の安さの理由でもあります。
注意点⑤ クレジットカード払いのみに対応している会社が多い
5つ目の注意点は「クレジットカード払いのみに対応している会社が多い」です。
月々の支払い方法を「クレジットカードのみ」に限定している格安SIMキャリアは多く、クレジットカードをお持ちでない方や使えない方は契約できる格安SIMが限られてしまいます。
そのため、口座振替や振込用紙を使った支払い方法を希望する方は乗り換えを見送るか、口座振替に対応している格安SIMキャリアを選ぶ必要があります。(別途手数料が掛かることがあります)
▼ 口座振替対応の格安SIM
- 楽天モバイル
- BIGLOBEモバイル
- UQモバイル
- ワイモバイル
- mineo(マイネオ)
- OCN モバイル ONE
注意点⑥ 乗り換え先のSIMカード(の種類)が使えるかを確認する
続いての注意点は「乗り換え先のSIMカード(の種類)が使えるかを確認する」です。
SIMカードには3つのタイプがあり、それぞれ大きさが異なります。
▼ SIMカードの種類
標準SIM | 25 × 15 mm |
micro SIM | 15 × 12 mm |
nano SIM | 12.3 × 8.8 mm |
なお、物理的なカードではなく、本体と一体化している「eSIM(Embedded SIM)」が採用されている機種もあります。
格安SIMに乗り換えて今の機種をそのまま使う場合は、事前に乗り換え先のSIMカード(の種類)が利用可能かをチェックしましょう。
(新しく機種を購入する場合も、SIMカードや通信会社との組み合わせが問題ないかをホームページなどで確認しましょう。)
注意点⑦ 大手キャリアより店舗が少なく、サポートに不安があることも
格安SIMでは店舗を多く持たないことで利用料を下げている側面があるため、大手キャリアに比べてサポートに不安があることがあります。
そのため「スマホの電源が入らない」「音が聞こえない」などの不具合が起きた際に、大手キャリアのように「店舗に行って相談する」といったことができない場合があります。
もちろん問い合わせ窓口から相談をしたり、Webから問い合わせを行うことは可能ですが、不安が残る方は全国に実店舗がある格安SIMを利用するか、端末保証がある格安SIMを利用しましょう。
※ iPhoneの修理には対応していない格安SIMが多いため、iPhoneの端末補償を受けたい場合はAppleの補償サービス「AppleCare+」を利用しましょう。
▼ 全国に実店舗がある格安SIM
ワイモバイル | 格安SIMの中で一番店舗数が多い |
楽天モバイル | 店舗数200以上(今後も増加予定) |
UQモバイル | 全国に実店舗があります |
イオンモバイル | 近所にイオンがある方におすすめ |
mineo | 全国に実店舗があるものの、店舗によってサービスの差があります |
▼ 端末保証がある格安SIM
持込端末 | 購入端末 | |
UQモバイル | × | ○ |
BIGLOBEモバイル | ○ | ○ |
ワイモバイル | × | ○ |
楽天モバイル | × | ○ |
mineo | ○ | ○ |
LINEモバイル | ○ | ○ |
注意点⑧ LINEモバイル以外はLINEのID検索が利用できない
基本的に、LINEモバイル以外の格安SIMはLINEのID検索に必要な「年齢確認」ができず、LINEのID検索ができません。
そのため、PC版のLINEを利用するか、ID検索以外の下記の方法でIDを追加する必要があります。
▼ 【LINE】ID検索以外の追加方法
- QRコード
- 電話番号検索
- LINEアカウントのURL
- アドレス帳からの友達自動追加
- グループ内のメンバーリストから追加する
- 知人にLINEトーク上で相手の連絡先を紹介してもらう
まとめ:注意点に気をつけてスマートに乗り換えよう
今回は、格安SIMに乗り換える際の注意点をご紹介しました。
内容を再掲すると次のとおりです。
▼ 格安SIMに乗り換える注意点
- 計画的に乗り換える
- SIMロックを解除する
- 乗り換え費用がかかるケースがある
- 大手キャリアより通信が不安定になりやすい
- クレジットカード払いのみに対応している会社が多い
- 乗り換え先のSIMカード(の種類)が使えるかを確認する
- 大手キャリアより店舗が少なく、サポートに不安があることも
- LINEモバイル以外はLINEのID検索が利用できない(解決策あり)
上記の内容に注意して、月々かかるスマホ料金を節約しましょう。
なお、乗り換えにあわせて新しく端末を購入する際は、使い終えたスマホをお得に買取してもらうのがおすすめです。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。