2023.06.26.公開 (2023.07.31.更新)
【何ができる?】Apple Watchを所有するメリット&デメリット
「Apple Watchを所有するメリットとデメリットを知りたい」というご要望におこたえします。
Apple Watchとは?
「Apple Watch」とは、Apple社が開発したスマートウォッチです。
電話やSNS、ヘルスケアなどの多機能を備え、毎日をより便利・快適に過ごせる時計型デバイスです。
Apple Watchの現行モデル
Apple Watchは現在、次の4つのモデルを展開しています。
- Apple Watch(通常モデル)
- Apple Watch NIKE(ナイキとコラボ)
- Apple Watch エルメス(エルメスとコラボ)
- Apple Watch Ultra(アスリートや登山家、海中時にも使用できるモデル)
なお、上記4つはそれぞれ本体のスペックや使われている素材が異なります。
モデル | 素材 |
Apple Watch | アルミニウム ステンレス |
Apple Watch NIKE | アルミニウム |
Apple Watch エルメス | ステンレス |
Apple Watch Ultra | チタニウム |
また、それぞれ自分の好みにあわせてケースやバンドを切り替えて楽しむことができます。
【何ができる?】Apple Watchを使ってできること
Apple Watchを使ってできることは、主に次のとおりです。
時計関連 | ・時計の文字盤の変更 ・複数タイマーの管理 ・振動アラームが使える ・タイマーを声で操作できる ・ストップウォッチ(多機能) |
通知・情報表示 | ・マップの確認 ・各種アプリの通知の確認 ・リマインダー・カレンダーの予定を振動で知らせてくれる |
電話・SNS | ・連絡先を管理できる ・Twitterのリアクションを確認できる ・LINEメッセージの確認・返信ができる ・単体で通話できる(セルラーモデルのみ) |
電子決済 | ・電子決済ができる ・Suica・PASMOで改札を通過 ・PayPayのQRコード決済ができる |
健康(ヘルスケア) | ・睡眠時間の記録 ・マインドフルネス瞑想を実践できる ・運動時間(ワークアウト)を記録できる |
Apple製品との連携 | ・iPhoneを探す ・iPhoneのカメラ操作ができる ・MacBookのロックを解除できる ・AirPods/AirPods Proの操作ができる |
Siri関連(音声操作) | ・電話 ・質問 ・タイマー ・カレンダー ・リマインダー |
今までiPhoneをカバンから取り出して行なっていたことも、Apple Watchを使えば一瞬で済ませることができたり、Apple Watchのみに搭載されている機能もあります。
「セルラーモデル」ならiPhoneがなくても独立して使える
アップルウォッチには「GPSモデル」と「セルラーモデル」の2種類あります。
- GPSモデル(iPhoneの電波を利用して使う)
- セルラーモデル(iPhoneがなくても独立して使える)
iPhoneを持っている方はGPSモデルでも問題なく使用できますが、Androidスマホを使っている方やApple Watchを単体で使いたい方はセルラーモデルがおすすめです。
Apple Watchのメリット
Apple Watchを所有するメリットは、次のとおりです。
- 健康・運動・睡眠の管理ができる
- 必要なアプリを瞬時に立ち上げられる
- より快適なキャッシュレス生活
- Apple製品との連携でさらに快適に
- TPOにあわせてファッショナブルに楽しめる
- 高級腕時計への欲がなくなる
それぞれ解説します。
メリット① 健康・運動・睡眠の管理ができる
Apple Watchを所有するメリットの1つ目は「健康・運動・睡眠の管理ができる」です。
Apple Watchは心臓や呼吸といった生命維持に関わるものから、睡眠の記録、栄養や体重管理といったダイエットにも役立つものなど、健康状態を把握するためのさまざまな機能を備えています。
▼ 健康管理に役立つ機能
- 心電図アプリ
- 心拍数の測定
- 不規則な心拍の通知
- 転倒検出機能
- 血中酸素濃度測定
- 低心肺機能の通知
- 睡眠アプリ
- 服薬アプリ(薬の飲み忘れ防止)
- 月経周期記録
- 座りすぎを防ぐリマインダーなど
特に近年ではリモートワークなどの増加による「座り過ぎによる健康被害」が問題視されています。
関連:「座位行動によって発生する健康問題(厚生労働省HP)」
しかし、Apple Watchを装着して「スタンドリマインダー」の設定をONにしておくと、一定時間座っていることを感知し「スタンドの時間です」というお知らせが表示されます。
メリット② 必要なアプリを瞬時に立ち上げられる
Apple Watchを所有するメリットの2つ目は「必要なアプリを瞬時に立ち上げられる」です。
Apple WatchとiPhoneを連携させることで(わざわざiPhoneを手に取らなくても)キャッシュレスや録音、天気の確認などApple Watchのボタン1つで立ち上げることができます。
また、Siriにも対応しているため、信号待ちなどのスキマ時間にSiriを通して情報を拾うことも可能です。
メリット③ より快適なキャッシュレス生活
3つ目のメリットは「より快適なキャッシュレス生活」です。
Apple WatchではApple Pay(非接触型の決済サービス)が使えます。(下記参照)
- クレジットカード
- デビットカード
- プリペイドカード
- Suica
- PASMO
- QUICPay
- iD
支払い時にiPhoneを用意する必要がないのはもちろんですが、Apple Watchのサイドボタンをダブルクリックするだけで支払いが完了します。(もちろん、Face IDやTouch IDなどの認証ナシ!)
また、マスクを着用していてもスムーズに支払いができることや、コンビニエンスストアや自動販売機での少額の買い物、両手が荷物でふさがっている場合などにも瞬時に支払いができる点は地味にうれしいメリットです。
メリット④ Apple製品との連携でさらに快適に
Apple WatchとApple製品を連携させることで「ちょっとした動作の時短」ができるようになり、とても快適な生活がスタートできます。
例えばAirPodsと連携しておくことで外出時に音楽の調整や音声通知が可能に、また、iPhoneをシームレスにロック解除できるなどの他にも次のようなことも可能です。
- iPhoneを探す
- iPhoneのロックを解除
- iPhoneのバッテリーの確認
- iPhoneのカメラで遠隔撮影できる
- Macのロックを解除
- Apple TVのリモコン
- 置き忘れたApple製品のデバイスを探せる
特に「iPhoneを探す」アイコンをタップするとiPhone本体から音を鳴らすことができるため、よく「あれ?iPhoneどこに置いたっけ?」という状態になる人にもおすすめです。
また、購入したApple製品のデバイスをApple IDに接続することで「デバイスを探す」アプリで位置情報を確認することもできます。
たとえそのデバイスの電源がオフだったり、低電力モードや機内モードだったとしても、デバイスを探すことができるため大変便利です。
メリット⑤ TPOにあわせてファッショナブルに楽しめる
Apple Watchを所有するメリットの5つ目は「TPOにあわせてファッショナブルに楽しめる」です。
Apple Watchは純正やサードパーティ製のバンドが豊富です。
そのため、仕事・スポーツ・遊びに行く際などのさまざまなシーンにあわせてApple Watchを「ファッションの一部」として取り入れることができます。
つまり、Apple WatchがあればTPOにあわせて時計を変えるのではなく、Apple Watchのバンドを交換するだけでOKです。
また、バンド交換だけでなく文字盤を変えることでさまざまな表情に変えることができるため、フォーマルなシーンから「Gショック」のような文字盤に変えてアクティブに楽しむこともできます。
メリット⑥ 高級腕時計への欲がなくなる
最後にご紹介するメリットは「高級腕時計への欲がなくなる」です。
実は「Apple Watchを所有してから(高級腕時計よりも)Apple Watchばかりを使っている」という方はとても多いです。
もちろん、所有欲の感じ方や価値観は人それぞれですが、Apple Watchの利便性の高さを感じてからは高級腕時計よりもApple Watchに価値や魅力を感じ、「年間通して(高級腕時計よりも)Apple Watchを装着する日の方が多い」というユーザーは少なくありません。
Apple Watchのデメリット
Apple Watchのデメリットは、次のとおりです。
- 多機能すぎる
- 1〜2日に1回は充電が必要
- 毎年新型が出るためすぐに旧式になる
それぞれ解説します。
デメリット① 多機能すぎる
1つ目のApple Watchのデメリットは「多機能すぎる」です。
「機能が豊富なことは、良いことでは?」と思えるかもしれませんが、機能が多すぎると「自分はApple Watchを使いこなせていないかも」という気持ちが頭をよぎります。
しかし、実際はどんなに便利なものでもすべての機能を使いこなす必要はありません。(便利な調理器具やPC、タブレットやスマホも同様に、すべての機能を使いこなすのはむずかしいでしょう。)
Apple Watchは老若男女問わずさまざまな人に便利に使ってもらえるように作られているはずなので「自分にとって必要な機能を使えているなら、それで良い」と考えましょう。
※ ただし「時間を確認するだけ」「通知を確認するだけ」といった限定的な使い方をする可能性がある方は、Apple Watchではなくその他のスマートウォッチを検討するのも一つの手です。
デメリット② 1〜2日に1回は充電が必要
2つ目のデメリットは「1〜2日に1回は充電が必要」です。
Apple Watchは充電が一週間も持たないため、ほぼ毎日充電する必要があります。
とはいえ、Apple Watchは「置き充電(置くだけで充電できる)」なのであまり苦にならないユーザーが多いです。
毎日Apple Watchを外す場所の近くに充電器を置くなどして、毎日のルーティンにうまく入れ込んでみましょう。
デメリット③ 毎年新型が出るためすぐに旧式になる
Apple Watchのデメリット3つ目は「毎年新型が出るため、すぐに旧式になる」です。
Apple Watchは、iPhoneと同様に毎年新型が発売されています。(※Apple Watch SEシリーズのみ「第1世代=2020年発売」「第2世代=2022年発売」と2年の期間があいています。)
そのため、発売日当日に購入しても「最新モデル」として楽しめるのは1年です。
とはいえ、見た目が大幅に変化することは少なく、旧式モデルを使っていても「古臭さ」を感じることはほとんどありません。
ただし、Apple Watchの寿命は約4年といわれているため、中古のApple Watchを購入する際はモデルに注意しましょう。
【Apple Watch】おすすめな人/おすすめできない人
ここからは、Apple Watchをおすすめできる人とおすすめできない人をご紹介します。
▼ おすすめできる人
- iPhoneを所有している
- 毎日をより便利に過ごしたい
- 買い物・交通機関をより楽に済ませたい
- 健康・運動・睡眠を管理して生活環境を整えたい
▼ おすすめできない人
- iPhoneを所有していない
- 時計の充電をしたくない
- Apple Watch以外で健康・運動・睡眠の管理ができている
Apple WatchはiPhoneがなくても使用できますが、やはりApple Watchは「毎日のちょっとしたことが楽に・快適になるアイテム」でもあるため「iPhoneと連携させることでしか得られない快適さ」もあり、欠かせないポイントでもあります。
関連:「【初心者OK】iPhoneの選び方|iPhoneが使えるおすすめの格安SIMも紹介します」
Apple Watch購入時によくある質問
ここからは、Apple Watch購入時によくある質問をご紹介します。
質問①「Apple Watchはどこで買えますか?」
答え:Apple Watchの購入先は、主に次の5つです。
- Apple Store(公式オンラインストア)
- 携帯電話ショップ
- 家電量販店
- Amazon・楽天などの大手ECサイト
- フリマアプリ(メルカリなど)
【Apple Store(公式オンラインストア)】Apple Storeで購入する場合は「ポイント還元」などはありませんが、毎年行われている初売りセールではApple Storeなどで使えるギフトカードがもらえることがあります。
【携帯電話ショップ】携帯電話ショップで購入する場合は、本体を分割購入できるメリットがあります。しかし、携帯電話ショップでは「GPS +セルラーモデルのみ(GPSモデルの取り扱いがない)」のため、購入時には注意しましょう。
【家電量販店】家電量販店では「ポイント還元」などにより、お得に購入できることがあります。また、貯まっているポイントをApple Watch購入時に使い、さらにお得に目当ての製品を購入することも可能です。
【Amazon・楽天などの大手ECサイト】Amazonや楽天市場などの大手ECサイトで購入する場合は、独自のポイント還元システムやセールにあわせて購入するのがおすすめです。Amazonでは「Amazonギフト券」をチャージして購入することで最大5.5%ものポイントが還元されます。
また、楽天市場では「毎月5と0のつく日(還元ポイントが5倍になる)」と「楽天マラソン(複数店舗を買い回ることで還元されるポイントが増える)」のタイミングにあわせて購入することで、Apple Watchをお得に購入できます。
【フリマアプリ】フリマアプリでは、中古や未使用品のApple Watchを安く購入できるメリットがあります。しかし、製品の状態や保証期間などの情報の真偽が判断しづらく、思わぬトラブルに発展してしまう可能性も否定できません。
確実に使用できるApple Watchを購入したい場合は、フリマアプリではなく、Apple Storeや家電量販店などの信頼できる店舗から購入しましょう。
質問②「Apple Watchをファッションとして使うのはアリ?」
答え:「アリ」だと思います。実際に、Apple Watchを「ファッションの一つ」として購入している人は多いです。
Apple Watchはさまざまなジャンルのカバーやベルトが販売されているため「リーズナブルな時計をいくつも購入するより、Apple Watchの方が長期的に飽きずに楽しめる」という人もいます。
そのため、ファッションアイテムの一つとしてApple Watchを購入するのもアリでしょう。
質問③「Apple Watchを試しに使ってみたい。良い方法はありますか?」
答え:Apple Watchは「モノカリ」「GEOあれこれレンタル」などのレンタルサービスを利用して、試すことができます。
レンタルしたいお目当ての機種や期間などを選択し、実際に手に取って試してみましょう。
まとめ:Apple Watchのメリットとデメリットを知り、より快適な暮らしを始めてみよう
今回は、Apple Watchのメリットとデメリットについてご紹介しました。
内容を再掲すると、次のとおりです。
▼ Apple Watchを使ってできること
- 時計関連
- 電話
- SNS
- 通知・情報表示
- Apple製品との連携(iPhone・MacBookのロック解除含む)
- ヘルスケア(健康)
- 電子決済
- Siriコマンド関連など
▼ Apple Watchのメリット
- 健康・運動・睡眠の管理ができる
- 必要なアプリを瞬時に立ち上げられる
- より快適なキャッシュレス生活
- Apple製品との連携でさらに快適に
- TPOにあわせてファッショナブルに楽しめる
- 高級腕時計への欲がなくなる
▼ Apple Watchのデメリット
- 多機能すぎる
- 1〜2日に1回は充電が必要
- 毎年新型が出るためすぐに旧式になる
なお、 Apple Watchを使った快適な生活には「iPhoneの有無」が大きなポイントになります。
iPhoneをお得に購入する方法
「この際、iPhoneに変えてみようかな。」と思われる方は、格安SIMや中古スマホがおすすめです。
楽天モバイルなどの格安SIMを利用すれば安くお得にiPhoneを購入できますし、中古スマホにおいては状態の良いものや未使用品などが安く販売されていることがあります。
関連:「【必見】格安SIMに乗り換える際の8つの注意点|メリットも解説します」
関連:「中古スマホを購入する際の注意点|中古スマホのメリット・デメリットも解説」
Apple Watchの購入にあわせてiPhoneのある暮らしを始めてみたい方は、ぜひ「【初心者OK】iPhoneの選び方|iPhoneが使えるおすすめの格安SIMも紹介します」もご覧ください。
(iPhoneに関する知識がなくても、安心して読んでいただける内容になっています。)
本記事が少しでもヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
関連:「iPhoneとAndroidの違い|それぞれの特徴を分かりやすく解説」