2022.12.05.公開 (2022.12.25.更新)
【どれがおすすめ?】iPhone14シリーズの違い|iPhone13シリーズとの違いも解説
2022年9月16日(水)に発売されたiPhone14シリーズのそれぞれの特徴と、先代モデルである「iPhone13」との違いをご紹介します。
iPhone14シリーズのスペック(特徴)
iPhone14シリーズは、次の4モデルです。
- iPhone14
- iPhone14 Plus
- iPhone14 Pro
- iPhone14 Pro Max
それぞれのスペック(特徴)を解説します。
iPhone14(標準)とPlusの特徴
iPhone12、iPhone13にあった「miniモデル」が廃止され、新たに「iPhone14 Plus」が加わりました。
iPhone14 PlusはiPhone14 Pro Maxと同じディスプレイサイズになり、バッテリーの持ちは最大26時間のビデオ再生を実現しました。
カメラ性能も向上し、センサーサイズが大きくなったことによって暗所での撮影に強くなりっています。
また、ビデオ撮影時にアクションモードを使うことによって手ブレを軽減し、シネマティックモードでは24fpsの4K撮影に対応しました。
その他の特徴
- セルフィー撮影:オートフォーカスが搭載
- 衝突事故検出機能が搭載
iPhone14 ProとProMaxの特徴
iPhone14 ProとPro Maxの主な特徴は、これまでのノッチのデザインから一新された「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」と呼ばれる新たなディスプレイです。
通知やアプリケーションに応じて、インカメラ部分にさまざまな情報が表示できるようになりました。
また、常時表示ディスプレイに対応し、Apple Watchのように常に表示できるようになっています。
カメラの画素数においては48万画素(iPhone13シリーズの4倍)へと進化し、ProRAW撮影にも対応しているため非常に高精細な写真の撮影が可能になりました。
その他の特徴
- カラー:新色ディープパープルが追加
- 屋外でのピーク輝度:2,000ニト
- リフレッシュレート:最大120Hz
- 撮影性能:暗所での撮影性能が向上
- シネマティックモード:24fpsの4K HDR撮影に対応
- アクションモード:滑らかな映像の撮影が可能
- インカメラ:iPhone史上最高
- ビデオ再生時間:iPhone 14 Pro→最大23時間、iPhone14 Pro Max→最大29時間
- 衝突事故検出機能が搭載
iPhone13とiPhone14の違い
ここからは、先代モデルである「iPhone13シリーズ」と「iPhone14シリーズ」の違いを解説します。
iPhone13とiPhone14の標準モデル:スペックに大差なし
先代モデルのiPhone13とiPhone14の標準モデルを比較し、進化したポイントをご紹介します。
iPhone13 | iPhone14 | |
カラー | (PRODUCT)RED スターライト ミッドナイト ブルー ピンク グリーン |
(PRODUCT)RED スターライト ミッドナイト ブルー パープル |
本体サイズ | 146.7 × 71.5 × 7.65mm | 146.7 × 71.5 × 7.80mm |
重量 | 173g | 172g |
画面サイズ | 6.1インチ | 6.1インチ |
ノッチ | 従来のノッチ | 従来のノッチ |
ディスプレイ | 有機EL | 有機EL |
CPU | A15 Bionic (4コアGPU) |
A15 Bionic (5コアGPU) |
メモリ(RAM) | 4GB | 6GB |
ストレージ | 128GB 256GB 512GB |
128GB 256GB 512GB |
アウトカメラ | デュアルカメラ 広角:1200万画素/F値1.6 超広角:1200万画素/F値2.4 |
デュアルカメラ 広角:1200万画素/F値1.5 超広角:1200万画素/F値2.4 |
インカメラ | 1200万画素 | 1200万画素 オートフォーカス対応 |
ビデオ再生時間 | 最大19時間 | 最大20時間 |
オーディオ再生時間 | 最大75時間 | 最大80時間 |
生体認証 | Face ID | Face ID |
2つのモデルの違いをまとめると、次のとおりです。
- カラー:iPhone14にパープルが登場
- 本体サイズ:iPhone14が0.15mm厚い
- 重量:iPhone14が1g軽い
- GPUコア数:iPhone14が1多い
- メモリ:iPhone14が2GB多い
- メインカメラF値:iPhone14が0.1良い
- インカメラ:iPhone14はオートフォーカス対応
- ビデオ再生時間:iPhone14が1時間長い
- オーディオ再生時間:iPhone14が5時間長い
上記を見てみると、細かな進化はあるものの、標準モデルでは大きな差はない…というのが正直なところです。
関連:「【解決】iPhone14を選ぶ6つのメリット|3つのデメリットも紹介」
シリーズ:miniが無くなり「Plus」が登場
iPhone12やiPhone13シリーズでは「mini」というコンパクトモデルが販売されていましたが、iPhone14シリーズではminiが廃止になり「Plus」モデルが追加されました。
iPhone14 Plusはハイエンドモデルと同レベルのスペックが搭載されているため、大きく注目を集めています。
価格:最低価格119,800円から
iPhone14シリーズでは「mini」モデルが廃止となり、最低価格は119,800円と全体的に高価なシリーズとなりました。
カラー:iPhone14 Pro/Pro Maxにディープパープルが追加
iPhone14 ProとPro Maxに新色の「ディープパープル(落ち着いた深い紫色)」が加わり、全体的に高級感のある色合いになりました。
iPhone14とiPhone14 Plusにもパープルがありますが、iPhone12のパープルよりも淡い色合いです。
ノッチ:iPhone14 ProとPro Maxの切り欠きが無くなりパンチホール式へ
iPhone14 ProとPro Maxに「ノッチ」が無くなり、Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」というパンチホール式のディスプレイが搭載され、通知やアプリに合わせて変化するようになりました。
また、Apple Watchのような常時点灯にも対応し、iOS 16ではホーム画面に時計や天気、ニュースなどのウィジェットを配置できるようになり、さらに利便性が高くなりました。
カメラ:より明るくリアルな色彩での表現が可能に
iPhone14(標準)とiPhone Plusのカメラは「Photonics Engine(フォトニックエンジン)」という新たなエンジンが搭載され、より明るく、リアルな色彩での表現が可能になりました。
センターサイズが大きくなったことで光を49%多く取り込めるようになり、暗所での撮影が強化されています。(メインカメラは最大2.5倍性能が向上)
また、iPhone14 ProとPro Maxのインカメラは、先代モデルの1,200万画素から4,800万画素になり、4倍の高画質カメラに進化しました。
ProRAW写真にも対応しており、高画質なRAW画質の撮影も可能です。
さらに新たに2倍の光学望遠が追加され、ポートレートモードなどこれまでにない画角での撮影ができるようになりました。
iPhone14シリーズのすべての機種でシネマティックモードでの撮影時に24fpsの4K HDR撮影に対応し、より映画に近い撮影ができるようになっています。
また、アクションモードでは手ぶれを軽減できるため、Vlogなどの動画撮影にもおすすめです。
ディスプレイ:iPhone14 Pro/Pro Maxに常時点灯機能が搭載
iPhone14 Pro/Pro Maxには、常時点灯のディスプレイが搭載されました。
通常のロック画面と異なり「スリープ状態」にでき、スリープ状態では画面が暗くなり、色がモノクロになる仕様です。
リフレッシュレート(ディスプレイが1秒間に表示できる画面のコマ数)を1〜120Hzの間で変化できるため、低いリフレッシュレートに落とすことで実現する機能です。
画面をつけることなく、時計や通知、一部のウィジェットを確認できるため、バッテリーの消費を抑えられます。
バッテリー:iPhone史上最長の持ち
iPhone14 Pro Maxは、ビデオ再生 最大29時間、オーディオ再生 最大95時間と、iPhone史上最長のバッテリーの持ちを実現しました。
また、ミドルレンジモデルとして新たに加わったiPhone14 Plusはビデオ再生 最大26時間を実現し、長時間のビデオ撮影やゲーム、動画視聴にも最適です。
チップ:iPhone14 ProとPro MaxにA16 Bionicチップ搭載
iPhoneのチップ性能はゲームなどのアプリにも影響しますが、撮影した写真の最適化にも多く使用されます。
iPhone14 ProとPro Maxに搭載されている「A16チップ」は、毎秒約17兆回の演算処理を行い、写真をピクセル単位で分析し、最適化します。
なお、iPhone13シリーズとiPhone14、iPhone14 Plusに搭載されているA15 Bionicチップは、毎秒約15兆8千億回です。
>>「【解決】iPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxはどっちがおすすめ?スペックの違いを解説」を見る
iPhone14シリーズに衝突事故検出機能が搭載
iPhone14シリーズ全機種に「衝突事故検出機能」が搭載され、自動車事故などの衝突事故が起きた際に自動で救助を要請できるようになりました。
高重力加速度センサーや気圧の変化、衝突時の大きな音などを過去の事故データと照らし合わせて判断するため、万が一 ひと気のない場所で事故を起こしてしまった際もiPhone14シリーズがあると安心です。
iPhone14シリーズがおすすめの人
iPhone14シリーズがおすすめな人をご紹介します。
iPhone14(標準)/Plusがおすすめな人
iPhone14(標準)やPlusは「端末価格を抑えつつ、大きめのディスプレイやバッテリーの持ちが良いモデルが欲しい」という方におすすめです。
関連:「【解決】iPhone14を選ぶ6つのメリット|3つのデメリットも紹介」
とはいえ、iPhone12以降のモデルからは大きな変更点がないため、バッテリーの持ちや性能で不満がない方は、乗り換えを見送っても良いかもしれません。
また、iPhone SE(第3世代)にもA15 Bionicチップが搭載されているため、価格を抑えつつ性能に優れたモデルをお探しの方はiPhone SE(第3世代)を検討しても良いでしょう。
関連:「【徹底比較】iPhone SE3とiPhone13のスペックの違い|どっちがおすすめ?」
iPhone14 Pro/Pro Maxがおすすめな人
iPhone14 ProやPro Maxは「iPhoneをフルに使う人や、ゲームを楽しみたい人、従来のデザインに飽きを感じている人」におすすめです。
長年Apple製品を使っていると、やはり新しいデザインのiPhoneには魅力を感じます。
大きな変更点はないものの「パンチホールというデザインは触ってみたい」という興味が湧いてきますね。
>>「【解決】iPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxはどっちがおすすめ?スペックの違いを解説」を読む
まとめ:iPhone14シリーズの違いを知り、最適なモデルを選ぼう
今回は、iPhone14シリーズの違いをご紹介しました。
比較的新しい型のiPhoneを使っている方にとっては、大きな進化を感じられなかったものの、お持ちのiPhoneの動作が遅い・充電の減りが早い・もっと快適にゲームを楽しみたいという方にとってはとても魅力的なシリーズとなりました。
「そろそろ替え時かな…」と感じている方は、ぜひiPhone14シリーズの違いを比較し、最適なモデルを選んでみましょう。
>>「iPhoneのおすすめの買い替え時期は?ベストタイミングを解説」を見る
今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。