2023.07.29.公開 (2023.08.02.更新)
【iPhone13】水没したときの症状と対処法|NG行為や修理先も解説します
「iPhone13を水没させてしまった。どうすればいいの…?」という場合の対処法やNG行為、修理先などに関する情報をご紹介します。
iPhone13は「完全防水」ではありません。そのため、水の量や水没した状況に関わらず、まずはiPhone13の電源を落として本記事の「対処法」を1つずつ実施しましょう。
【前提】iPhone13の防水性能について
はじめに、iPhone7以降のモデルに標準化された「防水性能」について見てみましょう。
▼ iPhone7以降の防水機能
iPhone7 iPhone7 plus |
IP67等級 | 深さ:1mまで 最長:30分間耐えられるレベル |
iPhone8 iPhone8 plus |
IP67等級 | 深さ:1mまで 最長:30分間耐えられるレベル |
iPhone SE iPhoneX iPhoneXR iPhoneXS iPhoneXS Max |
IP67等級 | 深さ:1mまで 最長:30分間耐えられるレベル |
iPhone11 | IP68 | 深さ:2mまで 最長:30分間耐えられるレベル |
iPhone11 Pro iPhone11 Pro Max |
IP68等級 | 深さ:4mまで 最長:30分間耐えられるレベル |
iPhone12 iPhone12 mini iPhone12 Pro iPhone12 Pro Max |
IP68等級 | 深さ:6mまで 最長:30分間耐えられるレベル |
iPhone13 iPhone13 mini iPhone13 Pro iPhone13 Pro Max |
IP68等級 | 深さ:6mまで 最長:30分まで耐えられるレベル |
このように見るとiPhoneは徐々に防水性能を高めてるように思われるため、「iPhone13は水に強い」「お風呂場でも使える」といったイメージを持つ方もいます。
しかし、iPhoneに備えられている防水機能は「完全防水」ではなく、あくまでも「耐水」性能が備わっていと考えるべきで、長時間水に耐えられる仕様ではないため注意が必要です。
また、Apple公式サイトでは次のような行為に注意喚起を行っています。
- iPhoneを着用したまま泳ぐ(または入浴する)
- iPhoneをサウナやスチームルームで使う
- 推奨される温度範囲内、または極度に温度の高い条件下でiPhoneを操作する
【大丈夫?】iPhone13が水没した際に起こる症状
「水没」といってもiPhone13に現れる症状はさまざまで、判断基準もあいまいです。
そのため、どのような症状があれば「水没」と判断すべきかをご紹介します。
iPhone13が水没した際に起こる症状は、次のとおりです。
- 電源・画面がつかない
- スピーカーが音割れする
- ディスプレイが正常に表示されない
- 正常にカメラ撮影できない
- iPhone13の本体が発熱する
順に解説します。
症状① 電源・画面がつかない
1つ目の症状は「iPhone13の電源や画面がつかない」です。
iPhone13の電源や画面がつかない場合は、本体内部の精密機械部分にまで水が入り込みショートしている可能性があります。
なお、(iPhone13を水没させてしまった場合は電源を入れるのはNGですが)電源が入らなかったり、電源が入ったとしても画面が黒いまま正常に表示されない場合や、数日後に突然動かなくなることもあります。
症状② スピーカーが音割れする
2つ目の症状は「スピーカー音割れする」です。
iPhone13のスピーカーに水が付着すると、詰まったような音質になったり、雑音のような音がすることもあります。
しばらく経過しても音がこもって聞こえる場合は、iPhone13のスピーカーに水が付着して、しっかり乾いていない証拠です。
(スピーカーの表面を拭き取っても、内部が濡れたままでは改善しません。)
症状③ ディスプレイが正常に表示されない
(通常、iPhoneを水没させてしまった場合は電源を入れるのはNGですが)電源を入れてもディスプレイが乱れていたり、正常に表示されない場合は内部に水が入り込んでいる可能性が高いです。
- 表示画面が滲む
- 変色する
- 画面全体にムラができる
- タッチパネルの反応が鈍くなる
上記のような症状が起きている場合は、早めに修理を検討しましょう。
症状④ 正常にカメラ撮影できない
4つ目の症状は「正常にカメラ撮影できない」です。
iPhone13のカメラレンズに水が付着している場合、写真や動画撮影機能が正常に作動しないことがあります。
このような状態を放置しておくと、レンズに水がこびりついて跡が残り、撮影した画像や映像に写り込んでしまいます。
症状⑤ Phone13の本体が発熱する
水没後、iPhone13が通常どおり作動していても、本体が発熱している場合は注意が必要です。
このような場合は本体内部で漏電を起こしている可能性があり、最悪の場合は基盤がショートしてしまう恐れがあります。
異常な発熱を起こしている場合はすぐに電源を落とし、修理を依頼しましょう。
iPhone13を水没させてしまった時の対処法
iPhone13を水没させてしまったときの対処法は、次のとおりです。
- 電源を落とす
- アクセサリを外す
- 水分をよく拭き取る
- SIMカードを抜き取る&水没シールを確認する
- 乾燥剤と一緒に密閉した容器に入れる
順に解説します。
対処法① 電源を落とす
1つ目の対処法は「iPhone13の電源を落とす」です。
iPhone13をうっかり水没させてしまった場合は、まずは電源を落としましょう。
一瞬の水没や少量の水だったとしても、iPhone13の電源が入っていると本体内部でショートしてしまったり、使っているうちに不具合が生じて修理できなくなることがあります。
対処法② アクセサリを外す
2つ目の対処法は「iPhone13のアクセサリ(スマホケースやUSBケーブルなど)をすべて取り外す」です。
スマホカバーをしたままではiPhone13の本体とスマホケースの間に水が入ってしまい、ショートする恐れがあります。
また、USBケーブルも同様に、接続部分から内部に水が入り込みショートする可能性があるため、どちらも必ず取り外すようにしましょう。
対処法③ 水分をよく拭き取る
iPhone13が水没したときの3つ目の対処法は「水分をよく拭き取る」です。
アクセサリ類をすべて外したあとは、乾いたタオルなどを使って水分を拭き取りましょう。
特にジャック(充電コードを挿入する部分)や各ボタンのスキマから水分が侵入すると、故障の原因になります。
ティッシュや綿棒などを使い、スキマ部分の水分をしっかり吸い取りましょう。
対処法④ SIMカードを抜き取る&水没シールを確認する
iPhone13が水没したときの4つ目の対処法は「SIMカードを抜き取る」です。
SIMカードには金属部品が付属しており、水分によって(金属部分が)錆びてしまう可能性があります。
そのため、iPhone13を水没させてしまった場合は必ずSIMカードを抜き取るようにしましょう。(抜き出し方:SIMピンを小さい穴に差し込んで取り出す)
なお、SIMカードの金属部分はデリケートなので、布などでこすらずにやさしく水分を吸わせる程度でOKです。
また、SIMトレーの挿入口には水没シールが貼られていて、水が内部まで侵入してしまったかを確認することができます。
水没シールの色が白色の場合は水の侵入なし、赤色の場合は水の侵入あり…といった判断基準になるため、確認してみましょう。
対処法⑤ 乾燥剤と一緒に密閉した容器に入れる
5つ目の対処法は「iPhone13と乾燥剤を密閉した容器に入れて、乾燥させる」です。
乾燥剤は、お菓子や海苔などに入っているもので構いません。(※ ない場合は、生米でも代用可)
iPhone13の水気を拭き取り、本体と乾燥剤を一緒に密閉できる容器に入れてしばらく置いておくことで、(そのまま放置するよりも)早く乾燥させることができます。
【NG】iPhone13の水没時にしてはいけないこと
続いて、iPhone13が水没したときに自己判断で絶対にしてはいけないNG行為についてご紹介します。
- iPhoneを振って水分を飛ばす
- ドライヤーで水分を乾かす
- iPhone13を充電する
上記3つはiPhone13の状況を悪化させてしまい、最悪の場合は修理ができなくなることがあるため注意が必要です。
それぞれ解説します。
NG① iPhone13を振って水分を飛ばす
iPhone13が水没した際に、やってしまいがちなことの1つが「iPhone13を振って水分を飛ばす」です。
iPhoneを振ることで中に入った水分を飛ばすことができそうですが、実際は本体内部に入り込んだ水分を浸透させて基盤の破損をまねくNG行為です。
iPhone13の基盤が破損してしまうと修理に出しても処置できない場合があるため、絶対にiPhoneを振らないようにしましょう。
NG② ドライヤーで水分を乾かす
iPhone13の水分を飛ばすためにドライヤーを使う方がいますが、これもNGです。
iPhoneは精密機械なので衝撃や水だけでなく、熱にも弱いです。
そのため、熱風を吹きかけると表面のパーツだけではなく、内部の基盤なども損傷する可能性があります。
NG③ iPhone13を充電する
iPhone13を水没させてしまった直後は、充電器やPCなどに接続して充電しないようにしましょう。
通電することによって内部の基盤がショートしてしまい、状態を悪化させる恐れがあります。
水没してしまった場合は、iPhone13への充電は行わずに修理依頼先へ相談しましょう。
iPhone13が水没した際は速やかに修理依頼先に相談しよう
「iPhoneを水没させてしまったが、そのまま使えた」という話を耳にすることがあります。
そのため「今回のケースも大丈夫だろう」と思われるかもしれませんが、水没の程度や状況、症状は人によって異なります。
特にiPhoneは高価な端末であり、中には大切なデータが多く保存されているため、のちに大きな故障へとつながってしまっては大変です。
予想以上に本体内部に浸水している可能性も考えられるため、水没させてしまった後は速やかに下記の修理依頼先へ連絡してみましょう。
iPhone13の修理依頼先
iPhone13の修理依頼先は、次のとおりです。
- Apple公式店舗
- 携帯キャリア店舗
- スマホ修理専門店
それぞれ解説します。
① Apple公式店舗
Appleには、2つの保証サービスがあります。
Apple Care | Apple製品を持つすべてのユーザーが加入できる無料サービス |
Apple Care+ | iPhone購入後30日以内に加入できる有料の保証サービス |
「Apple care(無料)」は水没に関しては対象外ですが、「Apple care+(有料)」は水没による故障も対象となります。
基本的には年2回まで修理・交換サービスの対応をしてもらえますが、iPhone13の症状によっては修理不可となってしまうこともあります。
なお、水没してしまったiPhone13は本体を交換してしまうため、データの復旧はできません。
大切なデータを失ってからでは遅いため、日ごろからバックアップを作成しておくようにしましょう。
② 携帯キャリア
ドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯キャリアショップでも修理を依頼することができます。
携帯キャリアでは独自のサービスを行っており、それぞれ次のような違いがあります。(変更されている可能性あり)
- ドコモ ケータイ補償サービス
- ケータイデータ復旧サービス
- au 店頭修理サービス
- 初期診断サービス
- ソフトバンク 店頭修理サービス
- 修理取次サービス
それぞれのサービス加入によって修理代金が割引になることもあるため、iPhone13を購入する際に、それぞれのサービスが必要か判断するといいでしょう。
③ スマホ修理専門店
スマホ修理専門店でも、iPhoneの修理は可能です。
スマホ修理専門店のメリットは、店舗数が多く、その多くが予約なしで修理してくれることです。
状況次第では即対応してもらえることもあり、さらにデータ復旧なども対応している店舗もあります。
急いでiPhone13を修理したい方や、大切なデータを復旧したい方はスマホ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
まとめ:iPhone13が水没したら対処法を試し、修理店へ依頼しよう
今回は、iPhone13の水没に関する症状や対処法、NG行為や修理などに関する情報をご紹介しました。
日頃からiPhone13の取り扱いに十分に気をつけていても、不注意によって水没させてしまうことがあります。
このような場合は、iPhone13を振ったり電源を入れるなどはせずに、まずは対処法を試してサポート(補償サービス)を利用するか修理店へ相談してみましょう。
水没したiPhone13でも「男前ケータイ」なら高く買い取り可能です
iPhone13シリーズは人気が高く、今もなお注目を集めている人気モデルです。
そのため、男前ケータイでは水没してしまったiPhoneや、近所に修理店がなくて処分にお困りの端末を買い取り、修理(修理して中古スマホとして再販)または内部パーツの再利用などを行っています。
もちろん、iPhoneに残っている個人情報などは徹底的に消去し、今日までたくさんのスマホの高価買取を実施してきました。
画面割れやキズ有り、電源が入らない場合でも、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
本記事が少しでもヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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